大井城

  • 読み:おおいじょう
  • 別名:岩村田館
  • 所在地:長野県佐久市(Mapionで位置を確認)
  • 主要城主:大井氏、依田氏
  • 文化財指定:長野県指定史跡(昭和46年5月27日)
  • 訪問日:平成23年4月29日

大井城は、千曲川の支流・湯川西岸の南北に細長い台地上に築かれた城です。堀切によって3つの区画に分けられ、北からそれぞれ石波城、王城、黒岩城といい、3つの区画をあわせて大井城と呼ばれています。鎌倉時代から室町時代にかけて佐久郡東部に勢力を貼った大井氏宗家の居城として築かれましたが、文明16年(1484)に村上氏の攻撃を受けて岩村田の城下町と共に焼き払われ落城。大井氏宗家も滅亡します。

その後は支族の大井氏が居城としていましたが、天文年間(1532~1555)に武田信玄の攻撃を受けて落城しています。武田氏が滅亡すると、大井城は徳川氏配下の依田信蕃の支配下に置かれますが、やがて廃城となりました。

南の岩村田城から見た大井城。
写真中央の桜の咲いているところが王城です。

湯川東岸から見た大井城。
左のひときわ高い木のあるところが王城、右の平らなところが石波城です。

王城。
特に目立つ遺構はありません。
写真奥の大木は、長野県指定天然記念物の王城のケヤキです。

王城と黒岩城を隔てる県道156号線。
かつてはここに二重堀切があったといいます。

王城から岩村田城(写真奥の森)を見たところ。

王城から県道越しに黒岩城を見たところ。
宅地化・農地化により、遺構はほとんど残っていません。

王城から石波城を見たところ。
こちらも農地化により遺構はほとんど残っていません。

城域の西面はこのように急な斜面になっています。

湯川西岸の南北に細長い台地上に築かれた城です。佐久郡東部に勢力を張った大井氏宗家の居城でした。