花岡城
- 読み:はなおかじょう
- 別名:尾尻城、小尻城、池尻城
- 所在地:長野県岡谷市(GoogleMapで位置を確認)
- 主要城主:有賀氏、花岡氏
- 文化財指定:岡谷市指定史跡(昭和42年3月6日)
花岡城は、諏訪湖から天竜川が流れだす釜口水門の南西にある小高い丘の上に築かれた城である。築上年代ははっきりしていないが、有賀氏によって、鎌倉時代初期に築かれたと考えられている。
この城に居城した花岡氏は、有賀氏とともに諏訪氏の支族であり、室町時代に諏訪氏が大祝家と惣領家にわかれると大祝家に属し、花岡城は干沢城の支城としての役目を負ったと考えられている。戦国時代には伊那口の抑えとしての役目を負ったが、武田氏が諏訪へ進攻するとその支配するところとなり、やがて廃城となったと考えられる。
釜口水門付近から見た花岡城。
天竜橋から見た花岡城。
主郭南の削平地。
遺構なのか判断が難しい。
二郭から主郭の切岸を見上げたところ。
二郭。
周囲をぐるりと土塁に囲まれている。
主郭(右)と二郭(左)の間に設けられた堀切。
主郭。
奥(西)に土塁が設けられています。
主郭土塁には、三山大権現の碑などが立ち、この辺りで三山講が行われていたことがわかる。
主郭から見た諏訪湖。
訪城:平成24年7月21日・平成30年9月28日
長野 信濃