一郷山城
- 読み:いちごうやまじょう
- 別名:-
- 所在地:群馬県高崎市(GoogleMapで位置を確認)
- 主要城主:山内上杉氏
- 文化財指定:-
一郷山城は、見明寺川源流の牛伏山頂上部に築かれた山城で、永享10年(1438)に起きた永享の乱で鎌倉公方と対立した関東管領山内上杉憲実が、平井城に移った際にその西の守りとして新堀城と共に築いたのが始まりとされる。牛伏山東峰一郷山の山頂に築かれた一郷山城は、主に狼煙台としての役目を追っていたと考えられている。永禄6年(1563)2月、西上州に侵攻した武田信玄はその緒戦として一郷山城を攻撃。一郷山城側は大石を落として防戦するが、その大石が麓の見銘寺を押しつぶして火災が発生。火災は城域にまで延焼して城兵は全滅し、落城した。
現在は牛伏山公園となっていて、遺構はほとんど見られない。
北麓の温泉施設・牛伏ドリームランド付近から見た一郷山城。
模擬天守の姿が目立つ。
模擬天守。
内部は資料館と公園の管理事務所になっている。
この辺りが主郭であったが、公園化に伴い遺構のほとんどは残っていない。
模擬天守から高崎・前橋方面をみたところ。
公園内にある牛の石像。
山頂に露顕した岩を彫刻したもの。
牛伏山西峰琴平山に建てられた琴平神社。
琴平神社のさらに西に建てられたNHKのアンテナ。
訪城:平成20年12月16日
群馬 上野