片倉城

  • 読み:かたくらじょう
  • 別名:−
  • 所在地:東京都八王子市(GoogleMapで位置を確認)
  • 主要城主:長井氏
  • 文化財指定:東京都指定史跡(平成11年3月3日)

片倉城は、湯殿川と兵衛川の合流点に向かって突き出した小比企丘陵東端に築かれた平山城で、応永年間(1394~1427)に長井氏によって築かれたとされるが、諸説ありはっきりとしていない。長井氏以降の城の歴史もはっきりしていないが、北条氏が何らかの形で利用し手を加えた可能性も指摘されてる。現在は片倉城跡公園として整備されている。

片倉城全体図(現地案内板より)
下が北。主郭と二郭が東西に並び、主郭北側に腰曲輪が設けられている。

北麓の住吉池。
往時の片倉城は沼地に面し、この池もその名残と考えられる。

北麓から腰曲輪の住吉神社へ続く急な石段。
石段は後世作られたもので、北側からの侵入は困難であったことがわかる。

腰曲輪に鎮座する住吉神社。

住吉神社の手水舎に見られる紋。
片倉城を築いたとされる長井氏は中国の毛利氏と同じく大江氏の出身で、家紋も毛利氏と同じ一文字に三ツ星であった。

主郭。
二郭の東側に位置することから東郭とも呼ばれる。

主郭西端に残る櫓台。

主郭と二郭の間の空堀。
だいぶ埋まってしまったものと思われる。

主郭の倍近いの広さの二郭。 西郭とも呼ばれる。

二郭南虎口の土橋。

二郭南側の堀。

腰曲輪から主郭の南側へ回り込むと現れる横堀。

訪城:令和元年7月5日

東京 武蔵