七日市陣屋
- 読み:なのかいちじんや
- 別名:-
- 所在地:群馬県富岡市(GoogleMapで位置を確認)
- 主要城主:前田氏
- 文化財指定:-
七日市陣屋は、北の高田川と南の鏑川に挟まれた台地上の平地に築かれた陣屋である。大坂の陣で功績のあった加賀藩祖前田利家の五男・利孝は、元和2年(1616)に七日市に1万石を与えられ七日市藩を立藩し、同年陣屋を築いた。
石高1万石と小規模な七日市藩は、宗家である加賀藩の財政援助を受けながらもなんとか明治まで存続し、戊辰戦争では新政府軍に参加している。
陣屋のほとんどは天保12年(1841)の天保の大火で焼失してしまったが、御殿正面玄関と黒門は焼失せず、現在も富岡高校の一角に存在している。
七日市藩邸御殿正面玄関。
天保の大火で焼失せずに残った建物の一つ。
陣屋の東に設けられた黒門。
天保の大火で焼失せずに残った建物の一つ。
陣屋北側に設けられた土塁。
御殿山とも呼ばれている。
陣屋内は日本庭園に整備されている。
訪城:平成22年4月3日
群馬 上野