日光奉行所
- 読み:にっこうぶぎょうしょ
- 別名:-
- 所在地:栃木県日光市(GoogleMapで位置を確認)
- 主要城主:江戸幕府
- 文化財指定:日光市指定史跡(昭和35年8月22日)
日光奉行所は、大谷川北岸のわずかな平地に築かれた奉行所である。元禄13年(1700)に日光奉行が置かれるにあたり、承応3年(1652)から40数年にわたり日光山守護職を務めた梶定良の屋敷を改造して御奉行屋敷が完成。日光奉行は定員2名で交代で在勤し、日光廟の警備、営繕、祭祀一切を取り仕切り、寛政3年(1791)以降は日光目代・山口氏の失脚により、日光山の取り締まり、収納、修復、公事訴訟も取り扱うようになった。明治2年(1869)に日光が日光県となると、奉行所はその県庁舎になったが、廃県とともに取り壊された。
現在は輪王寺信徒会館の敷地となっていて、入口に石碑が建つのみとなっている。
輪王寺信徒会館の入口の門の脇に建つ石碑。
現在ここに奉行所があったことを伝えるのはこの石碑のみである。
訪城:令和6年3月16日
栃木 下野