御土居

  • 読み:おどい
  • 別名:御土居堀、京惣廻土居、洛中惣構
  • 所在地:京都府京都市北区・上京区・中京区・下京区・南区
  • 主要城主:豊臣氏
  • 文化財指定:国指定史跡(昭和5年7月8日)

御土居は、天正19年(1591)に豊臣秀吉が長きにわたる戦乱で荒廃した京都市街を整備した際に、外敵の侵入に備えて築いた防塁である。その範囲は南北約8.5キロメートル(北は御園小橋付近から南は東寺付近まで)、東西約3.5キロメートル(東は鴨川西岸から西は天神川東岸まで)、全周は約22.5キロメートルにも及び、これによって洛中と洛外に分けられた。江戸時代になると、川沿いで堤防の役割を兼ねていた部分以外は道路を塞ぐ無用の長物とされ、次第に取り壊されていった。現在では一部を除いてほとんどが滅失し、わずかに残ったものが史跡指定されている。

御土居全体図(北野天満宮の案内板より)。
9箇所が国の史跡に指定されている。

北野天満宮の御土居。
御土居の西側には天神川が流れ天然の堀となっている。
GoogleMapで位置を確認

平野の御土居。
表面が整形されている。
GoogleMapで位置を確認

紫野の御土居。
GoogleMapで位置を確認

鷹ヶ峯南の御土居。
GoogleMapで位置を確認

鷹ヶ峯北の御土居。
このあたりは御土居の北西端に当たる。
GoogleMapで位置を確認

大宮の御土居。
GoogleMapで位置を確認

大宮交通公園の御土居。
なぜかここは史跡に指定されていない。
GoogleMapで位置を確認

紫竹の御土居。
このあたりは御土居の北端にあたる。
GoogleMapで位置を確認

廬山寺の御土居。
GoogleMapで位置を確認

京都府立医科大学図書館の復元御土居。
GoogleMapで位置を確認

西ノ京の御土居。
GoogleMapで位置を確認

訪城:令和7年11月22日

京都 山城