渋谷城

  • 読み:しぶやじょう
  • 別名:−
  • 所在地:東京都渋谷区(GoogleMapで位置を確認)
  • 主要城主:渋谷氏
  • 文化財指定:-

渋谷城は渋谷の谷の東側の高台に築かれた城で、平安時代末期から渋谷周辺を支配した渋谷氏の居城であった。往時は西を流れる渋谷川と、北東の黒鍬谷に囲まれた地形であった。大永4年(1524)、北条氏綱と上杉氏が高輪で交戦した際、渋谷氏も上杉側に立って戦っていたが、渋谷城は北条氏綱の別働隊に攻められ落城し、渋谷氏も滅亡した。

現在は金王八幡宮が鎮座し、遺構はほとんど見られないが、周囲より高い地形に城の名残が見られるほか、拝殿前に当時の砦のものとされる石が残っている。

南西側からの渋谷城遠景。

現在は金王八幡宮の境内になっている渋谷城。
金王八幡宮は渋谷氏の祖である河崎基家によって鎮祭された。

金王八幡宮前から明治通り方面を見たところ。
渋谷が名前の通り谷であることがよくわかる。

金王八幡宮の拝殿前に唯一現存する渋谷城の砦の石。

訪城:平成25年8月13日

東京 武蔵