外山城

  • 読み:とやまじょう
  • 別名:-
  • 所在地:長野県東御市(GoogleMapで位置を確認)
  • 主要城主:依田氏
  • 文化財指定:東御市指定史跡(昭和42年12月11日)

外山城は、千曲川南岸の崖上に築かれた崖端城で、築城年代は天文年間(1532~1555)とする伝承もあるがはっきりしていない。それより早い文明年間(1469~1486)に村上氏の佐久進出の時期に築かれたとも考えられている。天文10年(1543)の海野平の合戦や天文17年(1548)と天文19年(1550)の武田氏の村上氏攻めの際にはこの城も何らかの役割を果たしたと考えられるが、定かではない。天正10年(1582)の武田氏の滅亡後は徳川家康配下の依田信蕃の弟の十良左衛門が外山城を守ったとされている。その後の外山城については不明となっている。現在は周囲は農地化しているが、外山城一帯は土塁や空堀などがよく残されている。

南端の駐車場から主郭方向を見たところ。
千曲川からは見上げる形になるが、台地上からは見下ろす形になる。

平坦ではあるが曲輪なのかはよくわからない。

上の写真の平坦地の北端に設けられた土塁。

その土塁の北の堀切。
堀切の向こうには大土塁が見える。

堀切と大土塁。

北側から見た主郭。

主郭の西側には2段ほどの帯曲輪が設けられている。

主郭の北の枡形的空間。

主郭から東側を見下ろしたところ。
眼下に流れるのは千曲川。

訪城:平成30年4月7日

長野 信濃