碓氷関所

  • 読み:うすいせきしょ
  • 別名:-
  • 所在地:群馬県安中市(GoogleMapで位置を確認)
  • 主要城主:江戸幕府
  • 文化財指定:群馬県指定史跡(昭和30年1月14日)

碓氷関所は、中山道の松井田宿と坂本宿の間に設置された関所で、元和2年(1616)に江戸幕府によって開設された。上野と信濃の国境には、昌泰2年(899)に醍醐天皇の時代に太政官符によって碓氷峠に関所が設けられ、古くから重要視されていたことがわかる。碓氷関所は同じ中山道の福島関所、東海道の箱根関所とともに重要な関所とされ、特に「入鉄砲に出女」を厳しく取り締まっていた。

明治2年(1868)、太政官布告により全国の関所が廃止されるとともに碓氷関所も廃された。往時の建物は残っていないが、往時の木材を使用した東門が復元されている。

東門跡。
関所には東門と西門が設けられ、東門は安中藩が、西門は幕府が管理していた。
復元された東門は番所があったところに建っている。

番所は街道よりも一段高くなったところに設けられていた。
現在は復元された東門が建っている。

番所跡に復元された東門。
関所があった当時の木材を使用して、昭和34年(1959)に復元された。

おじぎ石。
通行人はここで役人におじぎをして通行手形を差し出し、通行許可を得た。

訪城:平成31年3月3日

群馬 上野