花沢館
- 読み:はなざわだて
- 別名:-
- 所在地:北海道檜山郡上ノ国町(GoogleMapで位置を確認)
- 主要城主:蠣崎氏
- 文化財指定:国指定史跡(昭和52年4月12日)
花沢館は、天の川河口西岸の小高い山の上に築かれた城館で、松前藩の歴史書『新羅之記録』に登場する12の館「道南十二館」の一つである。渡道した津軽の安東氏は、蝦夷地経営に当たり下之国(上磯~函館付近)、松前、上之国に守護を置き、上之国守護蠣崎氏は花沢館を拠点とした。長禄元年(1457)のコシャマインの戦いでは、館主蠣崎季繁や客将武田信広が固く守り、陥落せずに残った。館の機能は1470年頃までに勝山館へ移されたと見られている。
花沢館縄張図(現地案内板より)。
館というより山城といったほうが良さそうな縄張である。
国道228号に面した花沢館入口。
屋敷跡から登り口方面を見たところ。
道脇にも削平地が見られる。
屋敷跡から主郭へ至る道。
この道脇にも削平地が見られる。
主郭手前の削平地。
主郭。
長さ64メートル幅20メートルと道南十二館のほかの館と比べてかなり手狭である。
主郭背後の土塁。
主郭背後の堀切。
訪城:令和6年6月30日
北海道 渡島