城峯城

  • 読み:じょうみねじょう
  • 別名:城峯塁、西中条城、西中庄要害、新城
  • 所在地:群馬県吾妻郡中之条町(GoogleMapで位置を確認)
  • 主要城主:斉藤氏
  • 文化財指定:中之条町指定史跡(昭和63年3月26日)

城峯城は吾妻川の支流・胡桃沢川と枯木沢川に挟まれた尾根・柴宮峯の先端部に築かれた城で、築城年代はよくわかっていない。永禄8年(1565)11月の嵩山合戦では、斎藤城虎丸とその家臣の守る嵩山城の支城としての役目を負った。嵩山城が真田氏の手に落ち、真田氏の前線が東へ移ると城峯城もその存在意義を失い、まもなく廃城になったと思われる。

城峯城概要図(現地案内板より)。
土塁に囲まれた曲輪とその東の物見曲輪から構成されている。

南麓の中之条町役場付近から見た城峯城。
城峯城が嵩山城を吾妻川方面からの進軍から阻んでいる様子がわかる。

主郭の西に建つ説明板。

主郭。

主郭の周囲を取り囲む帯曲輪。
切岸の上は主郭になっている。

主郭の北側は急斜面となり、胡桃沢川まで落ちている。

主郭の東150メートルほどのところには堀切が見られる。

主郭の東150メートルほどのところに設けられた物見曲輪。
真田昌幸に仕えた唐沢正慶に関する碑と祠が建っている。

物見曲輪から主郭方向を見たところ。
写真中央に堀切が設けられているのがわかる。

物見曲輪から東は比較的ゆるやかな斜面となっている。

訪城:平成24年7月14日・平成25年3月30日

群馬 上野