稲荷城

  • 読み:いなりじょう
  • 所在地:群馬県吾妻郡東吾妻町(GoogleMapで位置を確認)
  • 主要城主:吾妻氏、斎藤氏、真田氏
  • 文化財指定:-

稲荷城は、四万川西岸に突き出した舌状大地の先端部に築かれた城で、吾妻氏の居館であったといわれているが、詳しいことはわかっていない。岩櫃城の東の出城として戦国時代まで使われていたのではないかと考えられている。五角形の主郭を中心に土塁や空堀が残されている。

原町小学校付近から見た稲荷城。
写真中央の杉林の辺りが稲荷城主要部。

城の麓に祀られる城山稲荷神社。
写真左の道を登っていくと、神社裏手の稲荷城へたどり着く。

神社から登っていくと現れる主郭東虎口。
手前には土橋が設けられている。

主郭(左)の東辺と三郭(右)に設けられた堀切。

三郭の大部分は藪と宅地と農地になっている。

主郭。
周囲60メートルほどの5角形の曲輪。

主郭をぐるりと取り囲む土塁。

主郭内部から西の虎口を見たところ。

主郭(右)の西辺と二郭(右)に設けられた堀切。

主郭の西に設けられた二郭。
主郭虎口とは木橋で連絡していたものと考えられる。

二郭の北西に設けられた馬出しのような曲輪。
東・南・西に背の低い土塁が設けられている。

馬出しのような曲輪(右)の西に設けられた堀切。
城域はさらに西へ続いているが、藪に埋もれている。

訪城:平成22年5月8日

群馬 上野