岩下城
- 読み:いわしたじょう
- 別名:岩下要害
- 所在地:群馬県吾妻郡東吾妻町(GoogleMapで位置を確認)
- 主要城主:斎藤氏、富沢氏
- 文化財指定:-
岩下城は、吾妻川に北から合流する大沢川の東岸に築かれた山城で、その築城年代ははっきりしていないが岩櫃斎藤氏によって築かれたとされる。南北に設けられた大堀切を境に東部と西部に分けられた典型的な一城別郭の城である。斎藤氏が岩櫃城を、岩下城には家臣の富澤但馬守が入ったとされる。真田氏が岩櫃城を攻略すると富沢氏は真田氏に従っている、永禄8年(1565)には武田氏によって岩下城普請が行われている。
東部の尾根沿いには石積で補強したような跡が多数見られる。
東部の主郭。
東部の主郭の背後の堀切。
岩下城を東西に分断する大堀切。
深さは10メートルに及ぶ。
西部の主郭
西部の主郭の東には土塁が設けられており、東側からの攻撃を意識していると思われる。
西部の主郭の西に設けられた曲輪。
秋葉神社が鎮座している。
秋葉神社の曲輪の虎口。
訪城:平成26年5月4日
群馬 上野